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初めてでも大丈夫!学会参加

time 2017/07/30

初めてでも大丈夫!学会参加

がん患者やその家族が参加できる、おいしいお弁当付きの「がん学術集会」に行ってきました。

7月27日から29日の3日間、神戸で開催された日本臨床腫瘍学会学術集会です。このタイトルを聞くだけで敷居が高く感じられますが、患者や家族向けのプログラムも用意されていて、行ってみると構える必要のない内容でした。

まずは申し込みから参加までの流れを。

申し込みは患者・家族向けプログラムのホームページから行います。参加費は3千円。3日間ともお弁当付きなので、とてもリーズナブルです。ネットで簡単に申し込めて支払いも当日受付で行うので手間がかかりません。どうしても堅いイメージだけに、簡単に申し込めると参加しようとする意欲がそがれなくてありがたいです。

患者・家族向けプログラムは、朝9時半から午後2時くらいまで医療者による講演が続き、その後は各地の患者会の活動発表です。3日間行われますが、すべて参加しなければいけないわけではありません。私も初日は行けなかったので、2日目と3日目の可能なところをピックアップして参加しました。自分のスケジュールや体調に合わせて選べるところもありがたいです。

私が参加した28日の医療者による講演は「がん薬物医療法のイロハ」「多様化する放射線治療」「副作用を知ろう」「がんと免疫の関係」と題した4つ。今関心の高い免疫治療についても解説がありました。治療の基本から最新情報までをわかりやすく説明されていました。

お昼時はお弁当を食べながら講演が聴けるランチョンセミナーです。ご飯を食べながら専門家のためになるお話が聞けるなんてぜいたくな話です。でも食べているのがだんだん申し訳なくなって途中からは食べるスピードを上げて、必死で食べ終えました。

午後からは、「がん医療向上のために患者ができること」というテーマで5つの患者団体の活動発表です。

その中で異色だったのが、20から40代の若い働く世代で構成している大阪の「ダカラコソクリエイト」という団体。様々な業種の方が参加しているだけあって、生み出すものが多様で今風です。

闘病中に言われて嬉しかった言葉をLINEスタンプにして売り出したり、子供を持つ患者が入院中でも読み聞かせをしたいという思いを遠隔操作で形にしたり。動画で実際の読み聞かせの様子も紹介されていましたが、入院中のお父さんと幼い娘さんがやりとりする姿に、このシステムの可能性も感じました。

がん啓発活動は一般の人に届きにくい現実を何とかしたいという思いから、あったらいいなを形にして、「活動に楽しさやわくわく感」を盛り込みたいのだと言います。とかく堅いものになりがちな啓発活動を、関心のない層に届けて広く参加してもらうために「楽しそう」という視点を取り入れる。とても大事な要素だけに大いに共感しました。会場からも活動を応援したいという声が多数出ていました。

学術集会への参加は、患者会に属して活発に活動している人でなければ、ハードル高く感じられます。けれど実際に参加してみると一人で参加している方も結構います。交流ができるサロンも用意されているので、知り合いを作りたいという方にも適しています。

単に知識が増えるだけでなく、いろいろな方の活動を見聞きして、広い視野で病をとらえるきっかけにもなる気がします。ちなみにもっと勉強したい方は、医療者向けの学術集会にも参加ができるので、深く学ぶことも可能です。

近くで開催され、患者や家族も参加できるものが見つかれば、思い切って参加してみてください。多くの気づきがあるはずです。

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さかゆうプロフィール

さかゆう

さかゆう

しゃべり手 たまに書き手。 ネット問題に取り組む消費生活アドバイザーでもある。母親を希少がんで亡くし、自身も 2014年に乳がん発覚。手術を行い 現在経過観察中。                      

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