がんになっても 普通に生きる

がんについての理解 そしてがん患者への誤解をなくすために

たかが手の痛み されど

time 2019/02/07

たかが手の痛み されど

右手を握ると痛む指があります。1,2年前から始まりました。

私に限らず、手の痛み、腫れ、変形、しびれを訴える人は更年期以降増えるようです。ホルモンバランスの変化が影響しているのではといわれています。

私の周りでも同年代の女性の何人かが指に痛みを感じていました。ある人は少し変形も起こしています。

手のトラブルで多いのが、ばね指ドケルバン病などの腱鞘炎(けんしょうえん)。親指から薬指の半分くらいまでのしびれや痛みが出る手根管症候群。そして第一関節に痛みや変形が起こるヘバーデン結節。これは更年期の女性だけでなく男性、また妊娠中や産後の若い女性にも起こるそうです。その他、第二関節に症状が出るブシャール結節や物をつまんだりビンのふたを開ける時に親指の付け根が痛む母指CM関節症など。

私は親指の付け根の痛みが特に気になっていました。親指を使うと痛むことが1年以上続いていたのです。「更年期が原因ならそのうち治るだろう」と気にしないようにしていたのですが、痛い方向にたまたま力がかかって悪化し、寝ていてもズキズキ痛むようになりました。

これはさすがに良くないなと、まずはネットで治療法を探ってみました。どの情報を見ても「使わないことが第一」とありました。利き手の親指を使わない生活は難しいのですが、できるだけ負担を減らす努力をしました。

「親指への負担」を意識すると、自分が必要以上に親指に力を入れていたことにも気づきます。「そこまで力を入れなくてもこの作業できるよね」と思うことがたくさんあったのです。

ここ数年、体のバランスや動かし方の癖を矯正するトレーニングを続けていますが、手の使い方にも癖があったようです。

その後親指を意識して生活することでずいぶん痛みは治ってきましたが、他にも痛む指があるし、一度診てもらうことにしました。

受診にあたっては、「加齢のせい」と簡単に片付けず、痛みに向き合ってくれそうな手外科専門医のいるところをまず探してみました。ところが専門医がいるのは大きな病院が中心。それならばと手外科も掲げている整形外科を検索し、近所のクリニックに行きつきました。

レントゲンの結果は、どの関節も問題がなく、親指の痛みは「使い痛み」とのことでした。指摘されて気づきましたが、右手の親指がまだ少し腫れていました。手を休ませる努力をしたのはよかったようですが、痛み、特に何もしていない時にまで痛む状態の時は、湿布などで炎症をおさえないといけないと言われました。

その後、どういう方向に曲げたら痛みが出るかを念入りに診てくれて、テーピングの仕方や、しばらく避けた方がいい作業についてもアドバイスしてくれました。

手の痛みはこれまで「加齢であって病気ではない」といわれ、不快な症状を抱えながら我慢し、変形を引き起こすなど悪化させる人も多かったようです。

手の専門医がいることを私は今回初めて知りましたが、専門医なら丁寧に診てくれて、自分でコントロールできるよう対処法も教えてくれるので、悪化を防ぐことができます。

手の不快な症状は生活の質を落としますし、そのまま年を重ねると老後の活動を狭めます。案外こうした小さな不調が年を重ねるとボディーブローのように効いてきます。

たかが手の痛み、されど・・・なのです。私もまた悪化させることがないよう、手を労りながら上手にコントロールしていきたいと思っています。

down

コメントする




CAPTCHA


関連記事

「新聞うずみ火」掲載コラム

がんゲノム医療

コミュニケーション

データ

ネット情報

代替医療

医療否定論

医療報道

医療者

寄せられた感想から

心の問題

患者力

患者家族

未分類

検診

番組

社会的課題

運動

雑記

2019年2月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  

さかゆうプロフィール

さかゆう

さかゆう

しゃべり手 たまに書き手。 ネット問題に取り組む消費生活アドバイザーでもある。母親を希少がんで亡くし、自身も 2014年に乳がん発覚。手術を行い 現在経過観察中。                      

最近のコメント